Astral Voyage

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金星・土星・冥王星の合/木星・海王星・ドラゴンテイルの合について

大いなる愛の故郷2

2020年1月の個展から既に2年半ほど経過していますが、この時の星回りを確認していて興味深かったことがあるので書き残します。

2019~2021年は出生図n金星(3ハウス)に対して、トランジットt冥王星がタイトに重なり続けていましたが、この個展開催時期にはt冥王星にt土星もくっついていました。
金星は社交性や愛情・金銭・芸術などを表し、土星・冥王星のコンジャンクションは「極限的な努力」「克己心と野心」「ハードワーク」などを意味します。土星の持つコツコツ努力する力と、冥王星の徹底的にやるという極限的な集中力の組み合わせです。山羊座(支配星は土星ですから、支配星回帰の状態)でのコンジャンクションなので意味合いも強調されます。
金星に土星が関わると、愛情表現や好きな事・金銭的にも抑制的になり、活動宮とは言え控えめで節制するようになります。冥王星が関わるとそこに極限性も加味されることになります。

個展までの半年は人付き合いや買い物などの出費も最小限に抑えて、もくもくと制作したり個展の準備に取り組んでいました。
n金星の抑制が見事に効いていた時期と言えそうです。それによって、友人との交流も出かけることもほぼなくなったので寂しい感じもありましたが、上辺の付き合いは淘汰されました。淘汰される感じは土星・冥王星的です。

そしてn海王星(3ハウス)に対してtドラゴンテイル・t木星が誤差1度未満のタイトなコンジャンクションでした。
時系列が前後しますが、個展の半年前にギャラリー内覧に伺った時期はtドラゴンテイルがn金星にコンジャンクションしていました。ギャラリーとオーナーの雰囲気は初見から素晴らしく良く、変な商売っ気のなさそうな、かといって冷たい感じもせず、自分にとって親しみやすく懐かしい感じすらしました。
時間にして20分ほどの見学でしたが「ここしかない」という気持ちで気に入って帰ったのを覚えています。
ギャラリーの横には墓地があり、さらに近所にはひっそりと佇むスピリチュアル系の書籍やグッズを取り扱う専門店があったり…。真白い壁の静かなギャラリーに居ると、現世的なことから解放されるような不思議な感覚がありました。そして、精神的に共鳴してくれるような人との出会いと交流もありました。海王星という集合無意識や霊的なものを象徴する天体に対して、ご縁を表すドラゴンテイルがコンジャンクションしていた事が影響していたんだと思えます。
また、木星・海王星のコンジャンクションは幸運で浮かれた感じで、ふわふわして地に足着かないイメージもありますが、個展の最中の夢の中に居るような・あの世でもこの世でもない空間に居るような感覚(多幸感)はまさにこのイメージな気がしています。

金星も海王星も、どちらも芸術を表す天体です。
この個展のタイミングでちょうどよくn金星・t土星・t冥王星のコンジャンクション、n海王星・t木星・tドラゴンテイルのコンジャンクションが誤差1度未満で起こっていたのも、不思議な流れに乗っていたんだと思えてきます。
(内覧の直後、2019年7月17日には、n金星の真上で月蝕が起こっていた事も影響していそうです。)

個展を通して、今後の活動方針や自分の創作に対するスタンスが決定的になったと思います。
また、個展の直後には「おなかの中のミノルくん」連載がはじまり取材と作画とで多忙でした(コロナウイルスの流行もあり)…
土星・冥王星コンジャンクションの影響はしばらく続いて大変な時期でした…と、今なら占星術の観点から客観視できます(._.)
しかしながら、好きなことをやっている感覚だったので、辛いとか泣きたいとかネガティブな気持ちは一切なかったです。1年近く、ずーーーっとプレッシャーに耐えていたとは思いますが…

創作活動で個展を開いたりイベントに参加したり、というのは5ハウスの影響も大きいと思うのですが、私にとっては3ハウス的な「学習」「コミュニケーション」という要素も強いのでしょうね。
金星は牡牛座(7ハウス)と天秤座(12ハウス)のルーラーです。また、7ハウスはもともと天秤座の位置です。
他者と関わる事や孤独な制作活動の向かう先が3ハウス。
創作を通して、他者と積極的に能動的にコミュニケーションしたい欲求を内包した金星であることが分かりました。

作品集【ASTRAL VOYAGE】制作

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5/5コミティア140に出展予定でしたが、体調面を考慮しお休みして、
自宅からエアコミティアに参加しました。

写真はコミティア用の新刊として制作していた作品集です。
A5サイズの手製本なので結構ずっしりしています。

* * *

夢とも現実とも言えない、あの世とこの世の中間点のような場所で魂と精神を休め、誕生の日を待っている少女と、それを見守る星や花たちの世界を描いた絵を収録しています。

アクリルで描いた絵を7作品・日本画材で描いた絵を2作品、計9作品を収録しています。 印刷専用マーメイド紙に印刷しており、原画のような風合いを楽しめます。
ハードカバーでしっかりした作りになっているので高級感もあります。
誰かの大切な1冊となるよう、心を込めて制作・製本しました。

BOOTHにて通販(~5/13まで)しています。

そのあとは、5/20~6/16まで愛知県名古屋市の草叢BOOKS 新守山店にて開催される
「つくしライブラリー」という作品集の即売会に出品します。
お近くの方はぜひお立ち寄り頂けると幸いです。
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お知らせ*久遠真雪さんの新譜のための絵を描かせて頂きました

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同人音楽の世界で作詞活動をしていらっしゃる久遠真雪さんの新譜『いいんだよ』のアートワークを担当させて頂きました。
『いいんだよ』特設サイトから、楽曲の視聴ができます。
4/24東京流通センターで開催されるM3春の新譜です。

久遠真雪さんの詩からのイメージと、各楽曲の歌い手さんの声質、その他全体の雰囲気などからイメージを膨らませて楽しく制作することが出来ました。優しく見守っていてくれるような、優しい歌の世界観に癒されます。

このレタージャケットの形もすごく遊び心があって素敵なんです。
お手紙を開封するようなドキドキ感…
あるいはピクニック先でお弁当箱の包みを開くようなワクワク感(´-`).。oO
ぜひぜひ、イベント会場でご覧になっていただけると嬉しいです。

2022年4月24日(日)
東京流通センター(TRC)/東京モノレール・流通センター駅を降りてすぐの建物です
10:30~15:30
ク-06a/ちいさな家

久遠真雪さん、制作のご依頼をいただきまして、心より感謝申し上げます。
…私一人の世界観で絵を描くと、絶対にこの雰囲気や世界観にならないので、こうしてご縁をいただき、新しい絵を生み出すきっかけを頂けて感謝の気持ちでいっぱいです。
レタージャケットの形も、ささやかな、小さなアイディアもすくいとって描いてみると、新鮮な発見と喜びがあったなあとしみじみ感じました。



↓2019年12月にも、久遠真雪さんのプロジェクトにて絵を制作させて頂いています。
こちらはしっとりした儚いヴォーカルと詩がとても素敵です。よろしければ聴いてみて下さいね。



*終了しました*「春風に誘われて」展

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*展示は無事に終了いたしました。お越しくださった皆さま、原画をお迎えくださったY様、F様、そして1週間お世話になりましたギャラリーオーナー様へ、心から感謝を申し上げます!
また、制作・展示に関わってくださった皆さまと、SNSで励ましてくださった皆さまにも心から感謝いたします。

3月9日(水)~14日(月)まで、東京・銀座ミレージャギャラリーさんでのグループ展に参加しています。

私はF0~F6サイズのキャンバス作品と、昨年も出していた「I believe」という絵の、合計8点展示しています。
時節柄お立ち寄りくださいとも言いづらいですが、お近くへお越しの際は、どうぞ覗いていってください。
土日月曜は在廊予定です(~16時頃まで会場に居ます)。

東京都中央区銀座2-10-5オオイビル4階
ミレージャギャラリー
11:00-19:00(最終日は17時まで)


エレベーターで4階まで上るとすぐに入口があります。
優しいギャラリーオーナーご夫妻で、こうした展示をはじめて見る人にも優しいギャラリーの雰囲気があります。
リラックスして展示を楽しむことが出来ますので、どうぞお気軽にお越しくださいね。

星辰

2022年太陽回帰図リーディング

2022回帰図

今年も太陽回帰の時期が来たのでリーディングしてみたいと思います。

1◆Asc 双子座2度「密かに靴下を満たすサンタクロース」
2◆Mc 水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」/水星が正確な合/天王星と正確なスクエア
3◆月 射手座21度:借りた眼鏡をかけている子供と犬/7ハウス/海王星とスクエア
4◆太陽 10~11ハウス/木星と誤差6度の合/天王星と誤差5度のセクスタイル
5◆金星・火星・冥王星の合/海王星とセクスタイル

1~2
Asc、Mcともに風のサインで、他者とのコミュニケーションや情報収集・情報発信したり、勉強して知識を増やし交友関係を広げていきますが、距離感は大切にするので深入りはしません。
双子座の初期度数はとにかく好奇心旺盛で、刺激を求め後先考えず頭を突っ込むような所がありますが、興味の対象が次々に移り変わる…飽きっぽいと言われがちですが、それだけ多くの「情報」に接するわけなので、ひとつずつ精査して付き合うような対応をしていたら効率も悪いし頭がパンクします。淡白に、突き放して公平に「見る」のは沢山の情報を知り得るために合理化された、必要なテクニックなんだと思います。

双子座ルーラーの水星はMcと正確な合なので、社会的・対外的な立場で知性を働かせることになり、誤差7度ありますが土星も合として考えると、責任感や義務感を抱えながらの学習や情報発信・交友関係等が示唆されています。
さらに12室・牡牛座の天王星(Mcルーラー)と正確なスクエアです。
インターネット・SNS・精神世界・深層心理などから、自分の考え方やルール・既成概念を揺さぶられる出来事があって葛藤もあるけど、今まで気付かなかった発見や新たなビジョンが見えてくる可能性も。


月×海王星のスクエアは、理想が遠くを目指してどんどん広がり、収集つかず着地点が分からなくなったり、関わる人の意見や意向によって迷い・振り回され、心が揺さぶられて漠然と不安になることも多そうな組み合わせ。目的・目標などを予め幾つか設定して、時々振り返ったり軌道修正する必要があります。

4~5
太陽は10~11ハウスなので、共同体の中に居ながら、成果を出そうとしたり理想を実現化させていくために行動する意志を感じ取れます。突発的な変化や無意識からの閃きによって、社会的に向かう方向が変化していく可能性も。
金星・火星・冥王星の3重合と海王星はセクスタイルなので、徹底的に好きな事に打ち込んで成果を出そうとする意志に海王星の後押しが効いて疲れ知らず…で、気が付かない間に今ココとは違うビジョンが目の前に広がっているような事もあるかも。


出生図・回帰図を重ねてみると
今年は出生図の天体に対する合が多いです。n=出生図/t=回帰図

◆n土星ーt月(射手座21度)
◆n金星ーt金星・火星・冥王星(山羊座23~28度)
◆nIcーt水星(水瓶座12度)
◆n水星ーt木星(魚座13度)

出生図・回帰図の子午線(McーIc)軸に対して回帰図の天王星が正確にスクエアしています。
家や土台を表すIcに回帰図のMcが来ているので、家の中で社会的・公的な立場をとっていく流れでしょうか。
7室からの天王星スクエアなので、こだわりが強くて変わった人(芸術家や占星術師も含まれる)からの影響を受けながら、自分がこれまで培ってきた考え方や生き方の癖、ルーツについて、古いけど新しい考え方・ひらめきが流れ込んできて、その流れで肩書きや社会的な認知のされ方にも変化が出てくるのかもしれません。関わる・所属する集団も変化するのでは。
また、回帰図の月(射手座21度)は出生図の土星と正確な合なので、地球上での役割や課題、目的というものを心理的なレベルで認識し始めるのかも。
ハーモニック(HN)35では水瓶座18度で木星・天王星が発芽(合)しており、回帰図の土星と誤差1度の合です。

HN35=5×7ということで、第5調波「自分らしい生き方、自己主張・勝負強さ」第7調波「夢、理想像、芸術的才能」について掛け合わせて考えていけることになります。
木星・天王星の合は、何かを刷新し拡大させようとする前向きな意志を表します。
対向の獅子座の冥王星と正確にオポジションしているため、権力や支配的なものに対抗しようと意識・行動せずにはいられない衝動を内包しているイメージです。
回帰図の土星を巻き込んで強烈なオポジションを形成しているので、極限的な努力・刷新・改革を楽観的思考で進めていこうとしますが、相手からの圧力によって突然の方向転換・ひっくり返し等を受け、状況は常にひっ迫しています。
さらに、牡牛座の水星(-p月)と不動宮のTスクエアが形成されていますから、思考や心理的には楽観性もあるわけですが、常に極限的な圧迫感や神経過敏さを伴い、心理的・精神的に疲弊してしまいそうです。かなり頑張っていそうです。
寧ろこのぐらいやばそうな状況が示唆されていた方が、現実感やスリルを体感できるかもというワクワク感があります。いざその状況下では悲鳴を上げていると思うんですけれども。出生図で火星ー冥王星オポジションを持つためでしょうか。

ざっくりまとめ

今年の流れとしては、好奇心や期待感をもって実際の出来事や夢・ひらめきから、色んなメッセージを受け取り蓄積し、自分が持っている哲学や理念を軸に、その色んなイメージ・メッセージを駆使して世界の流れや人を見る/情報を発信していく。これは絵の制作・占いの勉強に当てはめて考えていける。

→興味を持って色んな情報をキャッチし、蓄積していく。夢やひらめきも大切なアイディアの源泉。夢日記やアイディア帖のようなものを書く習慣を作ると目にみえて蓄積されていく。自分の場合、絵と占星術は繋がっているので分断しない。

→実用的で安定感のある知識と技術を身につける(Asc双子座→ルーラー水星と土星の合)。
絵の場合、デッサンやスケッチなど、日々の小さな積み重ねが臨機応変に対応できる安定感に繋がる。
占星術の場合は、日々の占い(インスタ・タンブラー)の投稿をより充実させるように意識する。コツコツやる。

→好きな事に徹底的に取り組み成果を出す(n金星=山羊座24度の上でt金星・火星・冥王星合、HN35のMcが合)占星術の知識習得と、絵の深みを出すために掘り下げていく努力をする。

→現在の自分の限界を超越した知識や教養を求め、理想を具現化しようと無茶な跳躍をする(月×海王星スクエア)。
絵のイメージは「火・柔軟・射手座」のイメージと海王星の結びつきを連想させて広げられる。どちらにも「宗教・創造・精神・スピリチュアル」などのイメージが紐づく。創造の中からヴィジョンが見えてくるのかもしれない。

→ICや土台の刷新と拡大を目指し、地道かつ限界突破していくような努力を重ねる。

・・・
おそらく解釈を間違っている部分もあると思うが、書き残さないと知識の蓄積にも発展にもつながらないと思うので、勉強用に残しておきます。ということで今年はこんな感じで太陽回帰図リーディングしました。
いよいよ太陽期(25~35歳頃)を終えるので、今年・来年あたりは目にみえる変化もあるんじゃないかと予感しています。頑張ります。


生きとし生ける生命が幸せでありますように

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水星/金星のアスペクトについて

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Little Heart/F3キャンバスにアクリル絵の具・胡粉で彩色
水星・金星・海王星の影響が入り混じっていることを感じられます

明治~昭和期の画家60人(日本画家を中心とした)ホロスコープを観察しながら、水星・金星のアスペクトについて考えていました。
芸術的な活動をする人にとって金星は重要な星ですが、いざ、その芸術性を表現しようとした時には水星の働きも非常に重要です。
水星は言語表現・コミュニケーション方法などを表すもの。絵を描く人にとって、絵を描くことは言葉を介さないコミュニケーションツールのようなものです。

水星…知性・知能・言語・神経・兄弟・コミュニケーションなど
金星…愛情・芸術・芸能・金銭・若い女性や恋愛観など

水星のアスペクトはハードアスペクトが多く、金星だとソフトアスペクトが多い印象です。
それぞれに重要そうなアスペクトについて、自分の備忘録用に書き出してみます。

◆水星

水星×土星
メッセージ性は強いが、思慮深く静けさの滲む画面構成。ハードアスペクト持ちが多く、高い技術力と、画題のための絵作りが徹底している。
例:速水御舟、徳岡神泉、鏑木清方、上村松篁、西村五雲、東山魁夷、田中一村

水星×天王星
個性的な線描・シルエット・デフォルメ。その背後には対象物をよく観察・取材した跡が窺える。鋭い観察眼。ソフトアスペクト持ちが多い。
例:菱田春草、河合玉堂、小茂田青樹、山口蓬春、田中一村、中村岳陵、福田平八郎、藤田嗣治

水星×海王星
幽玄さがにじみ出る。線描の輪郭線は曖昧で、いわゆる朦朧体や霧がかかったような印象から、サイケデリックな幻視的印象として現れる場合もあり非常に想像力豊か。ハードアスペクト持ちが多い。
例:横山大観、小林古径、土田麦僊、松岡映丘、宇田荻邨、東山魁夷、片岡球子、平山郁夫

水星×冥王星
緻密で重量感のある細かい仕事。集中力があり、細部まできっちり埋め尽くすような画面構成。何も描かれていない空間の密度(情報量)の濃さ。奥行きを感じさせる濃密な表現力。
例:岸田劉生、藤島武二、梅原龍三郎、川端龍子、福田平八郎、徳岡神泉、加山又造、不染鉄

◆金星

金星×土星
感情を内に秘め孤独感の漂うモチーフや表現。格調高くクラシックで、冷静に客観視した美意識がにじみ出る。ハードアスペクトの方が孤独感に包まれた印象。
例:菊池契月、東山魁夷、田中一村、岩橋英遠、小野竹喬、安田靫彦、堂本印象、小磯良平、青木繁

金星×天王星
画題やモチーフ等に、新鮮・斬新・新奇的で型破りな美しさと、色の使い方にその人独自の個性が出る。中間色が多く地味になりがちな日本画において、赤・青・緑など発色の良い色を巧みに扱う場合もある。水星×天王星と同じく、その人独自のデフォルメが効いた表情やフォルムが特徴的。テーマ、色使い、モチーフの組み合わせが劇的。
例:下村観山、橋口五葉、安田靫彦、川端龍子、村上華岳、速水御舟、奥村土牛、堀文子、片岡球子

金星×海王星
幻想的な優しいムードを持ち、儚い色香がたちこめたような表現。ソフトアスペクト、72度キンタイルも多い。
例:石井林響、上村松篁、木島桜谷、竹久夢二、小倉遊亀、鏑木清方、東山魁夷、藤田嗣治

金星×冥王星
描かれたモチーフに独特の濃い存在感が出る。凄みのある美しさを持つが、画家その人の「美」に関するイメージを突き詰めているため底知れない不気味さも抱えている。
例:岸田劉生、小磯良平、藤田嗣治、下村観山、上村松園、安田靫彦、竹久夢二、高山辰夫(みんな濃い…)

・・・

水星×火星のハードアスペクトも多く、自己主張(線描)がはっきりとしていて絵が語り掛けてくる印象があり、言いたいことはしっかり言う。
金星×火星のソフトアスペクトを持つ人も多く、自分の中の芸術性を外側に向けて放出する。品の良さ・親しみやすい雰囲気が出てくる。
また、水星・金星ともに木星のアスペクトも重要で、大らかさを感じる要素となっている。
木星はその人の美学・哲学が現れるような感じで、表面的には分からないが画家の作品をいくつか見ていくとその世界観を感じられる人が多かった。

不動宮・活動宮のTスクエア・グランドクロスを持つ人の割合も非常に多く、仮に複合アスペクトが無くてもオポジション、スクエアで強調されていたり、三区分の割合で突出している人が多いです。
不動宮が強調された場合、自分の中の確固たる信念や拘りが非常に強く、価値を維持し続けるため重たく鬱屈な印象を醸し出します。活動宮の場合にも強迫観念的にずっと動き続けることになるので気が休まらず、作品全体から緊張感が伝わってきます。
芸術の世界において、自分の価値観を作り上げることも重要ですが、それを維持し続けながら改良を加えて磨き続けなくてはいけないですから、活動宮と不動宮の働きは重要です。
柔軟に周囲と協調し合うよりもむしろ、画家の拘りを押し出し続けるエネルギーのぶつかり合いで、芸術という舞台を押し上げて・引き上げていこうという精神が必要なのかもしれません。
そして、地・風のグランドトラインや元素の強調も非常に多く興味深いです。
物質的な価値・金銭、普遍的な知識の拡散として芸術が成り立っているということなのでしょうか。

また、どの太陽星座も平均して5人前後ずつ居ますが、蟹座10人・蠍座9人は突出しています。
(同じ水グループの魚座は4人と少ないです)
この時代特有のモノもありそうですが、興味深い結果になりました。

・・・

総合的に考えてみると

◆ 水星のアスペクトは線描や観察力・表現力として現れている
◆ 金星はモチーフが纏っている雰囲気や画面全体のムードを表している
◆ 木星はその画家の作品から浮かび上がってくる「世界観」や哲学
◆ 「活動宮・不動宮」の強調と「地・風」の元素の強調で、画家と作品の価値を生み出し、拡散する力

それぞれ、太陽星座別
二要素 男:27|女:33
三区分 活動:22|不動:20|柔軟:18
四元素 火:12|地:10|風:15|水:23
/60人中

AP 木星・金星・太陽の割合が多い 22/60人中AP持ち(月は除く)
水星逆行 20/60人で、逆行する事も多いので珍しくはないが、R水星を持つ人に特徴的なのは絵だけではなく他の分野にも興味を持ち、複数の顔を使い分けているような多芸多才な人が多いこと。
熊谷守一は音楽愛好家で、一時期は絵を描かず音の周波数について研究していたり、鏑木清方は挿絵・随筆、竹久夢二は挿絵・詩など。また、色々な作風を使い分ける画家も多く、堂本印象や富田溪仙など、作風が一定ではない場合も多い。
兄弟・師匠などの影響を強く受け、幼少期から芸術的なものが身近にあったというケースも散見していた。多くの素晴らしいものに囲まれ過ぎて、自分の描くものについても迷いが生じやすい、という事もあるのかもしれない。