3/7土星が魚座にイングレスしました
制限や抑圧を与え、枠組みを作ろうとする天体の土星が魚座へイングレスしました。
21日に春分を迎えた直後、春分点での新月に続き、23日に冥王星が水瓶座へ、25日に火星が蟹座へと移動します。
今月は色々なものごとが変化するような、風向きの変化を感じることが多そうですね。
3/2には宗教家の大川隆法氏が急逝されましたが、土星のサイン移動直前のタイミングというのが象徴的です。
昨年は宗教二世問題が世間的に大きく取り上げられていましたし、魚座土星期には信仰・宗教が内包し続けてきた問題を現代的な枠組みに当てはめながら、ルールや制限を作り替え整備することになるのでしょう。
3/4にはオニール八菜さんがパリ・オペラ座バレエ団で日本人初のエトワールに昇格したというニュースも。伝統を重んじる(保守的ともいえる)バレエ団の中で表現力を評価されてのことです。バレエは山羊座(土星)・海王星的な世界観だと思っていますが、このニュースもまさに土星・魚座と冥王星・水瓶座イングレスを象徴するニュースだと感じ鳥肌が立ちました。
土星は魚座に、冥王星は水瓶座へ移動することで「人種・国籍を越えた、芸術的な表現力と普遍的な力強さ」を求める風潮がより広がっていくのではないでしょうか。そうなると、各バレエ団の個性が失われてしまいそうでもあるのですが、より平均化された組織の中で、伝統に根ざした新たな個性や特色を打ち出していく時代になっていくのかも。
私のn太陽にはt土星が順行・逆行しながら今年中はほぼずっと合していきます。
そしてn月に対してはt冥王星が合になり始めています。
自分が育ててきたn太陽をどのようにして具体的な形に固めるのか。そして心理的・プライベートな問題に向き合い、新たなルーティンとして再生させることができるのか。
土星・冥王星がライツに合なので、そこだけを切り取って見るととても不安になりそうですが、nDscにはSA木星が合しているし決して辛い事ばかりではないようです。人を介して学びや豊かさを享受することが出来る時期でもあるので、天体の後押しを無駄にせず、努力を怠らず前向きに頑張りたいです。
辛い時期の中にも、必ずどこかしらに突破口のようなものがあります。
占星術はそうした時期を予測することができて、大きな不安を和らげることができる、素晴らしい知恵です。
個展とノード軸・蝕の影響

個展の感想その2(西洋占星術)です。
今回の個展の日取りは占星術の初級講座・スキルアップ講座でお世話になった桐吉謳子先生に選んでいただきました。ちょうど秋分の日に。
この時はまさかこのような事になるとは夢にも思っていなかったのですが、初級三重円講座をともに受講された占星術仲間と先生が大集合し個展へ足を運んでくださり…夜はみんなで占星術の話題で大いに盛り上がりました。何と嬉しい誕生日だったことか。
講座が終了したら受講生同士で交流することもないのかな、寂しいなと思っていたのですが、個展をきっかけとして受講生が集まり交流出来た事に、ノードの運んでくれた「ご縁」を感じずにはいられない…そんな1日でした。
ちょうどnDscにtドラゴンヘッドが合(さらにSA木星も合)、nドラゴンヘッドにt木星が合のタイミング。
不思議なもので、この会を企画して下さった方や、まとめ役として活躍して下さった方もノードや蝕が関わる星回りの最中で、そして受講生同士の出生図にも多くのご縁を感じられた非常に濃い集まりでした。素晴らしい特別な時間を過ごすことが出来て、この集まりに心から感謝いたします。
最後に桐吉先生が振って下さったアストロダイスは『太陽ー水瓶座ー4ハウス』。
時間や場所などの制約がなく、共通の理想や目的をもった仲間たちがこの場所を起点として独立した独自の活動をしていく…というようなメッセージ。すごく嬉しかったです。
また、引かせて頂いたインナーチャイルドカードは『ワンドの6』。
自分自身が絶え間なく循環する生命力の重要な一部である事を知るのに最適な時期だそうです。
このメッセージ、2020年の個展テーマでもありました。今も地続きになっているのですね。
初級三重円講座の発表会リーディング、よろしければ是非ご覧ください。
受講生のみなさんが愛のあるリーディングをして下さいます。
気になった方はぜひ問い合わせてみて下さいね!
個展に合わせて、オーロラカラーの可愛いネイルにしてきて下さった方も…💕
引かせて頂いたワンドの6。
個展『しあわせの在処』終了御礼
2023年2月22~27日/東京都港区南青山2-7-9/サイト青山
個展が無事に終了しました。
初日からたくさんの方にお越しいただき、作品を見て頂くことができて大変幸せな6日間でした。
ギャラリーの雰囲気も2020年と変わらず、静かな環境で個展を開催出来て感謝の気持ちでいっぱいです。
この個展を通して、懐かしいご縁とご縁が再度結びついたり、遠くにあったはずのご縁が不思議と引き合うことが多々あり…細々ではありますが展示活動を続けてきて良かったと心底感じていました。
また、これまでSNSを通じて知り合った方や直接お会いした事も、お話し(リプライ)したことのない方とも交流することができ、大変有り難く刺激的な時間を過ごすことができました。
個展風景の写真はホームページにアップロードしてありますので、よろしければご覧ください。
今回の個展をもって当面の展示活動を控えようかと考えていたのですが、そもそもこの個展も3年ぶりでそんなに変わらない気もしたり、ギャラリーもあと数年で終了するかもというオーナーの言葉もあり…この場所であと1回くらい開催しても良いのではないかと考え始めています。
ただ、新作を用意する時間が物理的に取りづらいことなどもあるため、どのようにするかは未定です。
このギャラリーの雰囲気は本当にこれ以上はない位、自分に合っているので無くなってしまったらすごく寂しいです。あるものはいずれ無くなるものだから…というオーナーの言葉がとても印象的に、今回の個展が閉幕しました。
2022年火星逆行と日蝕の影響について
双子座での火星逆行が終わりましたね。
蟹座へイングレスするのは3月25日なので、まだ双子座に居るわけですが…今回の逆行は私の8室で起こっており、8室を連想する印象的な出来事が多いので備忘録を兼ねて書き残します(10月25日の日蝕の影響もあるため内容が入り乱れます)。
ざっくりとした流れ
↓
9月4日にシャドウ入り(双子座8度)
10月22日ごろから動きが遅くなり留
10月30日 火星逆行開始(双子座25度)
12月8日 火星逆行の中間点(双子座16度)
12月29日 水星逆行開始(山羊座24度)
1月13日 火星逆行終了
1月18日 水星逆行終了逆行前は過剰な野心や意欲が湧いてくるとされていますが、実際どうだったかというと9月、特に秋分あたりは「個展を開きたい」という気持ちが大きく膨らんでいた時期(5室n水星x8室nキロン・t火星:90度)。自分にしては野心的になっていました。
5室は創造的なことや個人活動によって情熱を燃やし続ける、8室は何かを得る代わりに差し出す自分の資質・深く関わる対象と一体化することによって自己が生まれ変わる場所です。火星逆行前の過剰な野心や意欲は5室n水星を刺激して、だから「個展を開きたい」という事に繋がっていくんですね…。
個展は個人活動の集大成の場所でもあり、また作品を見に来てくれた方と、情緒的な共感を共有しやすい濃い時間になります。個展を開くために時間もお金も労力も注ぎ込むので、毎回「個展前/個展後」では別人のようになっています。
今回の個展の時期の話になりますが、t火星xn土星オポジションとp火星xt土星のスクエアが形成されており、火星x土星のハードが2重に強調されています。自分にとって、今後のステップのための努力や忍耐を必要とする時期であることが分かります。
*
9月末から1か月間はt太陽がn12室を運行するため例年引きこもって内観しているような時期になりますが、今年はなぜだか休日ごとに人と会う約束がありプライベートが充実していました。
10月25日、蠍座2度の日蝕(-t金星合)はn火星と180度。
10月30日頃、蠍座6度付近(nAsc)に太陽が近づく頃、初対面の男性に声を掛けられることが多かったです。これは太陽・金星が合の状態でnAscを通過した事と日蝕の影響と、二重の影響を受けていたように思います。
火星は私の6室カスプルーラーでもあるため、日々の生活を維持していくための労働や自己管理などにも課題が浮上してきます。
10月中に起こった日蝕の影響と思われる出来事
・家の裏手で車2台の交通事故が起こり、車は横転していたが人は無傷という現場に居合わせる
・額装の取材・記事化して頂いた
・前職場の方と出かけた帰り、直前の電車が人身事故で2時間身動き取れず、最寄り駅まで戻れない
・声を掛けてきた男性の一人と急速に親しくなる(この人も過去に横転事故したが無傷だったことがある)
どれも逆行前の火星のエネルギーと日蝕の影響を感じずにはいられない不思議な出来事が立て続けに起こりました。
火星逆行が双子座25度から始まり、n天王星(射手座26度)・n土星(射手座20度)とオポジションを形成していたためか、逆行直前は職場での行動を制限されるような出来事が起こりました。
6室ルーラーが抑圧されていると考えると、職場での行動制限・見直しという現象は教科書通りです。
行き過ぎた行動(火星)を抑制して一般的な範囲内に収める(土星)=n土星xt火星のオポジション
そして日蝕直後からご縁の切り替わりがはっきりと起こっていて、上記の男性とは火星がほぼ留のときに何かが噛み合い急速に親しくなり、なおかつ火星逆行も始まったおかげで停滞感やフラストレーションが浮上し、9月中の個展への意欲が別の方向へ分散し集中できなくなっていました(t火星x海王星のスクエアにn土星を含んだ柔軟宮Tスクエアを形成。2ー5-8室なので拘りを手放し、再構築させる葛藤)。
別の方向というのは主に絵の仕事と人間関係についてですが、n火星はもともとDscに乗っており、対人関係・男性との関係性について試行錯誤が多くなる傾向があり、さらに5-11室・牡羊座ー天秤座の月のノード軸でもあるので個人のアイデンティティ確立・パートナーとの調和的で独立した関りを学ぶ必要性を強調されています。独立・自立することは自分にとって大きな課題です。
そして逆行火星xn土星のオポジションの時期は「何をやっているんだろう」と悩んだり、自己嫌悪に陥ったり、本当にしんどい状況が2週間近く続きました。順行ではなく、逆行なので「過去の良くないパターン」を自覚させられ自己肯定感が地に突き落とされるような感じでした。
火星逆行が終わり、これから振り返ってきた問題点や課題と再度向き合うことになるわけなので気が重たいですが、太陽x火星のトラインになる1月30日頃どのような方向性の変化もって再浮上して来れるか、検証するのが楽しみです。
もうそろそろ太陽回帰ですが、火星期に入ってきている体感があります。
p月はp火星とコンジャンクション(出生図上ではタイトなスクエアを形成)、2月には双子座へイングレスし、7月には8室へ移動します。まだ暫くは8室関連の課題へ集中的に取り組むことになりそうです。
さらに10月の月蝕はn火星・地平線軸上で起こります。
火星期に入るからなのか…火星にスポットライトが当たっていると感じます。意欲的に、高く跳躍できるように行動したいです(n土星は射手座21度:眼鏡を掛けている子供と犬、n土星の象意をストレートにt火星を通して自覚した感があります)
絵画作品の保存額装について取材して頂きました
光栄なことに里中満智子先生のサイン色紙を額装する機会に恵まれ、絵画作品の保存額装について取材して頂きました(主に父が)。
額装、作品とマットが触れる内側の「見えない部分」に対するアプローチで作品を保護し、可能な限り長く美しい状態を保つための拘りが在ります。
詳しくは記事をご覧いただけましたら嬉しいです。
素晴らしい取材と文章を書き起こして下さった山内さん、心より感謝申し上げます。
最近は占星術の課題や何やかやと慌ただしくて、なかなかブログを書く余裕ができません。
来年2月に都内で個展を予定しています。良い展示にできるよう頑張りたいです。
年内は11月のコミティアが最後の出展イベントになります。そちらも何か形にしたいです…!
基本的にはツイッターに居ますので、近況・生存確認にご利用ください。
絵の本質は、出生図の何処に現れるのかを考える
以前、絵を描く人の水星・金星のアスペクトについて書きました。
それ以外にも色々思うことがあるので書いてみることにします。
私自身がコミック系の専門学校へ通ったということもありますが、十代の時に影響を受けたものは漫画やコミックイラスト・ゲームの方々です。でも、二十代・三十代になると段々とそうしたジャンルから次第に美術への関心が強まりました。
そんな具合なので絵の交友関係と言っても、漫画・イラストレーション・コミックイラスト・絵画などなど、違う畑で活動する方々がいらっしゃいます。
そんな中で、とくにコミック・イラストで活動されている方々のSNSを見ていると、しょっちゅう「絵柄が好きな人に刺さって」系のタグが目についてきます。個人的には、絵柄ってものすごく表層的なものであって本質ではないと思うので違和感で胸がいっぱいになります。
前置きが長くなりましたが、この「絵柄」というのは占星術における「金星」なんじゃないかなと感じています。生まれつきの容姿を表すのはAscですけれど、よそ行きのお洒落とか好きな感じのファッションって金星に現れますね。
金星期頃までだったら「可愛い」で許されると思うのですが、二十代後半になると金星の象徴するような「若さ」「可愛さ」だけでは許されなくなってきますね。太陽の表す方向性だったり、哲学だったり、目的をもって輝く必要性を求められるので、金星(と水星)だけでは次第に行き詰り、表層的な刺激を求める飽きっぽい消費者に訴えるモノを作り続けていくのは、次第にしんどくなってくるか、創作の新陳代謝が落ちてくると感じます。
この「金星」が天王星とアスペクトを持っていれば革新的で斬新な題材・モチーフや色使いを取り入れるのが上手いでしょうし、海王星と組めば抒情性に富んだ幻想的な雰囲気や、逆に退廃的なムードを作れるでしょう。冥王星が組めば底知れない存在感や説得力と重厚さを表現できるでしょう(この辺りの説明は冒頭にリンクした「絵を描く人の水星金星のアスペクト」を参照して頂けたら)。
でも、それで表層的な「ムード」や土星外惑星の存在感は出せても、本質的な中身がないと土星外惑星の口寄せ的なお人形さんになりかねないのでは?と感じるようになりました。
本質ってどこに現れるのかと考えてみると、人生の枠組みや最終到達点と言われる土星と、社会的発展や幸運の星であり哲学を表す木星、そして人生の方向性や燃料のような太陽が、バランスよく必要な要素になってくるんじゃないかと実感しています。サインや、支配星の流れが大きなヒントになってきます。
私の太陽・木星は魚座なので、スピリチュアルな世界や神秘的で情緒的な方向性を持ち、魚座の支配星・海王星は山羊座にありますから、古典的・伝統的な宗教美術に影響を受け、そのエッセンスを無意識に取り入れていました。
枠組みである土星は射手座で、射手座の支配星である木星は魚座にあることからも、上記した事柄プラス精神性や哲学なども重視します。私の絵は個人的な死生観をもとにした「実感」を伴うものであり、平和や幸福、なぜ生きるのか…など、悟りを得る事を目的としています。
クリエイティブな活動をされる方のホロスコープをいくつか検証させていただいて、またこの記事に加筆したいです。