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絵の本質は、出生図の何処に現れるのかを考える

星辰

以前、絵を描く人の水星・金星のアスペクトについて書きました。
それ以外にも色々思うことがあるので書いてみることにします。

私自身がコミック系の専門学校へ通ったということもありますが、十代の時に影響を受けたものは漫画やコミックイラスト・ゲームの方々です。でも、二十代・三十代になると段々とそうしたジャンルから次第に美術への関心が強まりました。
そんな具合なので絵の交友関係と言っても、漫画・イラストレーション・コミックイラスト・絵画などなど、違う畑で活動する方々がいらっしゃいます。

そんな中で、とくにコミック・イラストで活動されている方々のSNSを見ていると、しょっちゅう「絵柄が好きな人に刺さって」系のタグが目についてきます。個人的には、絵柄ってものすごく表層的なものであって本質ではないと思うので違和感で胸がいっぱいになります。

前置きが長くなりましたが、この「絵柄」というのは占星術における「金星」なんじゃないかなと感じています。生まれつきの容姿を表すのはAscですけれど、よそ行きのお洒落とか好きな感じのファッションって金星に現れますね。
金星期頃までだったら「可愛い」で許されると思うのですが、二十代後半になると金星の象徴するような「若さ」「可愛さ」だけでは許されなくなってきますね。太陽の表す方向性だったり、哲学だったり、目的をもって輝く必要性を求められるので、金星(と水星)だけでは次第に行き詰り、表層的な刺激を求める飽きっぽい消費者に訴えるモノを作り続けていくのは、次第にしんどくなってくるか、創作の新陳代謝が落ちてくると感じます。

この「金星」が天王星とアスペクトを持っていれば革新的で斬新な題材・モチーフや色使いを取り入れるのが上手いでしょうし、海王星と組めば抒情性に富んだ幻想的な雰囲気や、逆に退廃的なムードを作れるでしょう。冥王星が組めば底知れない存在感や説得力と重厚さを表現できるでしょう(この辺りの説明は冒頭にリンクした「絵を描く人の水星金星のアスペクト」を参照して頂けたら)。

でも、それで表層的な「ムード」や土星外惑星の存在感は出せても、本質的な中身がないと土星外惑星の口寄せ的なお人形さんになりかねないのでは?と感じるようになりました。

本質ってどこに現れるのかと考えてみると、人生の枠組みや最終到達点と言われる土星と、社会的発展や幸運の星であり哲学を表す木星、そして人生の方向性や燃料のような太陽が、バランスよく必要な要素になってくるんじゃないかと実感しています。サインや、支配星の流れが大きなヒントになってきます。

私の太陽・木星は魚座なので、スピリチュアルな世界や神秘的で情緒的な方向性を持ち、魚座の支配星・海王星は山羊座にありますから、古典的・伝統的な宗教美術に影響を受け、そのエッセンスを無意識に取り入れていました。
枠組みである土星は射手座で、射手座の支配星である木星は魚座にあることからも、上記した事柄プラス精神性や哲学なども重視します。私の絵は個人的な死生観をもとにした「実感」を伴うものであり、平和や幸福、なぜ生きるのか…など、悟りを得る事を目的としています。

クリエイティブな活動をされる方のホロスコープをいくつか検証させていただいて、またこの記事に加筆したいです。

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