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言語+感覚で絵を描くことについて

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絵を描くときに、言語的に処理して制作する、あるいは感覚的に処理して制作するパターンがあるのではと思った。
自分の場合は後者「感覚的に処理して制作」するパターンだと自覚しています。
友人と絵の話をしている時、作品について説明することが苦手で、それは言語にならないような感覚を描こうとしているから、ということもあるし、そもそも説明する(できる)ような内容を描いているわけではない…と思っているので説明や解説をして気恥ずかしい部分もあるのです。
展示会ではどうしても説明する必要があるため、友人との作品への意見交換は大変有り難いことであります。

話がそれました。
これを考えたきっかけがあり、父と「絵は感覚で描いているようで、実際は考えながら描く」という会話があったからです。
父はデッサン画をはじめ、水彩やパステルで人物・風景・静物等いろいろなモチーフを描きます。写実・具象画です。モノをよく観察し、それらと対話しながら制作しているようです。写実性を備えつつ水彩で滲み・ぼかしで雰囲気を出す過程は「感覚的」な部分もあるのでしょうが、実際はかなりの数のトライ&エラーを重ね試作しています。論理的に組み立てて制作していると思います。
父の場合、言語+感覚をバランスをとりながら制作しているように思えます。

また、音楽をきっかけにSNSで交流した方の絵は抽象的で、ムードがあります。そして具体的なモチーフやメッセージを感じることがない。
歌詞の入らない、音色を聴いて絵のイメージを膨らませているということで、感覚を広げて創作する姿勢にとても納得しました。

また、別の友人は「歌詞を聴いて共感する」ということで、その方の絵は、登場人物やその人たちの存在する世界が非常に生き生きして、生活感があり、物語があるのです。
歌詞は言語で理解しますから、絵を描くときにも具体的にイメージして連想付け・説明しやすいのだと思います。

冒頭で絵の意見交換をする友人が登場しましたが、その方は自分でも楽器を弾くし、勉強熱心で音楽そのものへのこだわりが非常に強いです。
音は目に見えないものですが、演奏するためには論理的(言語的)に理解し勉強する必要もあるでしょう。
絵に対する姿勢も勉強したことを試すように描くため、具体的で非常にわかりやすく整理された絵になっています。

私の場合は感覚に寄りがちな部分もありますが、冷静に考えながら描いた絵は「わかりやすい」絵になる確率が高く、イラストの仕事で描いているような絵は言語的です。手癖で描いている絵は感覚的で「わかりにくい」絵になりがちです。
それのどちらかがダメというのではなく、どちらの学びも必要です。
今回の記事トップの絵は「言語的」でありながら「感覚的」な要素もあり、両方をコントロールして描いたものだと思います。
無意識では感覚的に描きがちですが、それだとどうしても独りよがりになるという落とし穴があって、焦りますし
また言語的に描くことを続けていると、自分を偽っている感じがして(本来の自分の思考から外れていく)、焦ります。
言語=思考=妄想/感覚=あるがままを観察する(ヴィパッサナー瞑想に近いかも)

占星術でいえば、言語は水星が象徴するものです。
私は水星が魚座11度にあります(4ー5室)。太陽と0度。
知識や技能も感覚で理解する傾向がでますし、潜在意識の中から言語化できないような未知の感覚を探求するのが得意な水星です。
1室(蠍座)冥王星:120度
3室(山羊座)海王星:60度 で調和していることもあり、
深層心理や空想を探求することに抵抗が無く、むしろ輪郭をぼやけさせ、
どこまでも広がる海を延々行くようなイメージです。

8室(双子座)カイロン:90度で、水星に横やりをいれてくるような配置なので、
絵について「言語化」する時はいつも恥ずかしい…抵抗がある…自分のプライベートな内面をさらけだしているような感覚があります。カイロンは心の傷を癒すポイントでもあり、8室は死と再生や誕生、セックスを表しています。
自分が何かを生み出すため(5室:クリエイティブ)の、プライベートなコミュニケーション(言語でのやりとり)に抵抗がある…という感じにも取れそうですが、この心の傷は癒えていくもので、だんだんと気にならなくなるまでは訓練が続くのでしょう。

言語・感覚のバランスをとって制作していけたら有意義だなと思いました。

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