Astral Voyage

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2022年太陽回帰図リーディング

2022回帰図

今年も太陽回帰の時期が来たのでリーディングしてみたいと思います。

1◆Asc 双子座2度「密かに靴下を満たすサンタクロース」
2◆Mc 水瓶座12度「上へと順に並ぶ階段の上の人々」/水星が正確な合/天王星と正確なスクエア
3◆月 射手座21度:借りた眼鏡をかけている子供と犬/7ハウス/海王星とスクエア
4◆太陽 10~11ハウス/木星と誤差6度の合/天王星と誤差5度のセクスタイル
5◆金星・火星・冥王星の合/海王星とセクスタイル

1~2
Asc、Mcともに風のサインで、他者とのコミュニケーションや情報収集・情報発信したり、勉強して知識を増やし交友関係を広げていきますが、距離感は大切にするので深入りはしません。
双子座の初期度数はとにかく好奇心旺盛で、刺激を求め後先考えず頭を突っ込むような所がありますが、興味の対象が次々に移り変わる…飽きっぽいと言われがちですが、それだけ多くの「情報」に接するわけなので、ひとつずつ精査して付き合うような対応をしていたら効率も悪いし頭がパンクします。淡白に、突き放して公平に「見る」のは沢山の情報を知り得るために合理化された、必要なテクニックなんだと思います。

双子座ルーラーの水星はMcと正確な合なので、社会的・対外的な立場で知性を働かせることになり、誤差7度ありますが土星も合として考えると、責任感や義務感を抱えながらの学習や情報発信・交友関係等が示唆されています。
さらに12室・牡牛座の天王星(Mcルーラー)と正確なスクエアです。
インターネット・SNS・精神世界・深層心理などから、自分の考え方やルール・既成概念を揺さぶられる出来事があって葛藤もあるけど、今まで気付かなかった発見や新たなビジョンが見えてくる可能性も。


月×海王星のスクエアは、理想が遠くを目指してどんどん広がり、収集つかず着地点が分からなくなったり、関わる人の意見や意向によって迷い・振り回され、心が揺さぶられて漠然と不安になることも多そうな組み合わせ。目的・目標などを予め幾つか設定して、時々振り返ったり軌道修正する必要があります。

4~5
太陽は10~11ハウスなので、共同体の中に居ながら、成果を出そうとしたり理想を実現化させていくために行動する意志を感じ取れます。突発的な変化や無意識からの閃きによって、社会的に向かう方向が変化していく可能性も。
金星・火星・冥王星の3重合と海王星はセクスタイルなので、徹底的に好きな事に打ち込んで成果を出そうとする意志に海王星の後押しが効いて疲れ知らず…で、気が付かない間に今ココとは違うビジョンが目の前に広がっているような事もあるかも。


出生図・回帰図を重ねてみると
今年は出生図の天体に対する合が多いです。n=出生図/t=回帰図

◆n土星ーt月(射手座21度)
◆n金星ーt金星・火星・冥王星(山羊座23~28度)
◆nIcーt水星(水瓶座12度)
◆n水星ーt木星(魚座13度)

出生図・回帰図の子午線(McーIc)軸に対して回帰図の天王星が正確にスクエアしています。
家や土台を表すIcに回帰図のMcが来ているので、家の中で社会的・公的な立場をとっていく流れでしょうか。
7室からの天王星スクエアなので、こだわりが強くて変わった人(芸術家や占星術師も含まれる)からの影響を受けながら、自分がこれまで培ってきた考え方や生き方の癖、ルーツについて、古いけど新しい考え方・ひらめきが流れ込んできて、その流れで肩書きや社会的な認知のされ方にも変化が出てくるのかもしれません。関わる・所属する集団も変化するのでは。
また、回帰図の月(射手座21度)は出生図の土星と正確な合なので、地球上での役割や課題、目的というものを心理的なレベルで認識し始めるのかも。
ハーモニック(HN)35では水瓶座18度で木星・天王星が発芽(合)しており、回帰図の土星と誤差1度の合です。

HN35=5×7ということで、第5調波「自分らしい生き方、自己主張・勝負強さ」第7調波「夢、理想像、芸術的才能」について掛け合わせて考えていけることになります。
木星・天王星の合は、何かを刷新し拡大させようとする前向きな意志を表します。
対向の獅子座の冥王星と正確にオポジションしているため、権力や支配的なものに対抗しようと意識・行動せずにはいられない衝動を内包しているイメージです。
回帰図の土星を巻き込んで強烈なオポジションを形成しているので、極限的な努力・刷新・改革を楽観的思考で進めていこうとしますが、相手からの圧力によって突然の方向転換・ひっくり返し等を受け、状況は常にひっ迫しています。
さらに、牡牛座の水星(-p月)と不動宮のTスクエアが形成されていますから、思考や心理的には楽観性もあるわけですが、常に極限的な圧迫感や神経過敏さを伴い、心理的・精神的に疲弊してしまいそうです。かなり頑張っていそうです。
寧ろこのぐらいやばそうな状況が示唆されていた方が、現実感やスリルを体感できるかもというワクワク感があります。いざその状況下では悲鳴を上げていると思うんですけれども。出生図で火星ー冥王星オポジションを持つためでしょうか。

ざっくりまとめ

今年の流れとしては、好奇心や期待感をもって実際の出来事や夢・ひらめきから、色んなメッセージを受け取り蓄積し、自分が持っている哲学や理念を軸に、その色んなイメージ・メッセージを駆使して世界の流れや人を見る/情報を発信していく。これは絵の制作・占いの勉強に当てはめて考えていける。

→興味を持って色んな情報をキャッチし、蓄積していく。夢やひらめきも大切なアイディアの源泉。夢日記やアイディア帖のようなものを書く習慣を作ると目にみえて蓄積されていく。自分の場合、絵と占星術は繋がっているので分断しない。

→実用的で安定感のある知識と技術を身につける(Asc双子座→ルーラー水星と土星の合)。
絵の場合、デッサンやスケッチなど、日々の小さな積み重ねが臨機応変に対応できる安定感に繋がる。
占星術の場合は、日々の占い(インスタ・タンブラー)の投稿をより充実させるように意識する。コツコツやる。

→好きな事に徹底的に取り組み成果を出す(n金星=山羊座24度の上でt金星・火星・冥王星合、HN35のMcが合)占星術の知識習得と、絵の深みを出すために掘り下げていく努力をする。

→現在の自分の限界を超越した知識や教養を求め、理想を具現化しようと無茶な跳躍をする(月×海王星スクエア)。
絵のイメージは「火・柔軟・射手座」のイメージと海王星の結びつきを連想させて広げられる。どちらにも「宗教・創造・精神・スピリチュアル」などのイメージが紐づく。創造の中からヴィジョンが見えてくるのかもしれない。

→ICや土台の刷新と拡大を目指し、地道かつ限界突破していくような努力を重ねる。

・・・
おそらく解釈を間違っている部分もあると思うが、書き残さないと知識の蓄積にも発展にもつながらないと思うので、勉強用に残しておきます。ということで今年はこんな感じで太陽回帰図リーディングしました。
いよいよ太陽期(25~35歳頃)を終えるので、今年・来年あたりは目にみえる変化もあるんじゃないかと予感しています。頑張ります。


生きとし生ける生命が幸せでありますように

20220225.jpg

水星/金星のアスペクトについて

Little-Heart.jpg
Little Heart/F3キャンバスにアクリル絵の具・胡粉で彩色
水星・金星・海王星の影響が入り混じっていることを感じられます

明治~昭和期の画家60人(日本画家を中心とした)ホロスコープを観察しながら、水星・金星のアスペクトについて考えていました。
芸術的な活動をする人にとって金星は重要な星ですが、いざ、その芸術性を表現しようとした時には水星の働きも非常に重要です。
水星は言語表現・コミュニケーション方法などを表すもの。絵を描く人にとって、絵を描くことは言葉を介さないコミュニケーションツールのようなものです。

水星…知性・知能・言語・神経・兄弟・コミュニケーションなど
金星…愛情・芸術・芸能・金銭・若い女性や恋愛観など

水星のアスペクトはハードアスペクトが多く、金星だとソフトアスペクトが多い印象です。
それぞれに重要そうなアスペクトについて、自分の備忘録用に書き出してみます。

◆水星

水星×土星
メッセージ性は強いが、思慮深く静けさの滲む画面構成。ハードアスペクト持ちが多く、高い技術力と、画題のための絵作りが徹底している。
例:速水御舟、徳岡神泉、鏑木清方、上村松篁、西村五雲、東山魁夷、田中一村

水星×天王星
個性的な線描・シルエット・デフォルメ。その背後には対象物をよく観察・取材した跡が窺える。鋭い観察眼。ソフトアスペクト持ちが多い。
例:菱田春草、河合玉堂、小茂田青樹、山口蓬春、田中一村、中村岳陵、福田平八郎、藤田嗣治

水星×海王星
幽玄さがにじみ出る。線描の輪郭線は曖昧で、いわゆる朦朧体や霧がかかったような印象から、サイケデリックな幻視的印象として現れる場合もあり非常に想像力豊か。ハードアスペクト持ちが多い。
例:横山大観、小林古径、土田麦僊、松岡映丘、宇田荻邨、東山魁夷、片岡球子、平山郁夫

水星×冥王星
緻密で重量感のある細かい仕事。集中力があり、細部まできっちり埋め尽くすような画面構成。何も描かれていない空間の密度(情報量)の濃さ。奥行きを感じさせる濃密な表現力。
例:岸田劉生、藤島武二、梅原龍三郎、川端龍子、福田平八郎、徳岡神泉、加山又造、不染鉄

◆金星

金星×土星
感情を内に秘め孤独感の漂うモチーフや表現。格調高くクラシックで、冷静に客観視した美意識がにじみ出る。ハードアスペクトの方が孤独感に包まれた印象。
例:菊池契月、東山魁夷、田中一村、岩橋英遠、小野竹喬、安田靫彦、堂本印象、小磯良平、青木繁

金星×天王星
画題やモチーフ等に、新鮮・斬新・新奇的で型破りな美しさと、色の使い方にその人独自の個性が出る。中間色が多く地味になりがちな日本画において、赤・青・緑など発色の良い色を巧みに扱う場合もある。水星×天王星と同じく、その人独自のデフォルメが効いた表情やフォルムが特徴的。テーマ、色使い、モチーフの組み合わせが劇的。
例:下村観山、橋口五葉、安田靫彦、川端龍子、村上華岳、速水御舟、奥村土牛、堀文子、片岡球子

金星×海王星
幻想的な優しいムードを持ち、儚い色香がたちこめたような表現。ソフトアスペクト、72度キンタイルも多い。
例:石井林響、上村松篁、木島桜谷、竹久夢二、小倉遊亀、鏑木清方、東山魁夷、藤田嗣治

金星×冥王星
描かれたモチーフに独特の濃い存在感が出る。凄みのある美しさを持つが、画家その人の「美」に関するイメージを突き詰めているため底知れない不気味さも抱えている。
例:岸田劉生、小磯良平、藤田嗣治、下村観山、上村松園、安田靫彦、竹久夢二、高山辰夫(みんな濃い…)

・・・

水星×火星のハードアスペクトも多く、自己主張(線描)がはっきりとしていて絵が語り掛けてくる印象があり、言いたいことはしっかり言う。
金星×火星のソフトアスペクトを持つ人も多く、自分の中の芸術性を外側に向けて放出する。品の良さ・親しみやすい雰囲気が出てくる。
また、水星・金星ともに木星のアスペクトも重要で、大らかさを感じる要素となっている。
木星はその人の美学・哲学が現れるような感じで、表面的には分からないが画家の作品をいくつか見ていくとその世界観を感じられる人が多かった。

不動宮・活動宮のTスクエア・グランドクロスを持つ人の割合も非常に多く、仮に複合アスペクトが無くてもオポジション、スクエアで強調されていたり、三区分の割合で突出している人が多いです。
不動宮が強調された場合、自分の中の確固たる信念や拘りが非常に強く、価値を維持し続けるため重たく鬱屈な印象を醸し出します。活動宮の場合にも強迫観念的にずっと動き続けることになるので気が休まらず、作品全体から緊張感が伝わってきます。
芸術の世界において、自分の価値観を作り上げることも重要ですが、それを維持し続けながら改良を加えて磨き続けなくてはいけないですから、活動宮と不動宮の働きは重要です。
柔軟に周囲と協調し合うよりもむしろ、画家の拘りを押し出し続けるエネルギーのぶつかり合いで、芸術という舞台を押し上げて・引き上げていこうという精神が必要なのかもしれません。
そして、地・風のグランドトラインや元素の強調も非常に多く興味深いです。
物質的な価値・金銭、普遍的な知識の拡散として芸術が成り立っているということなのでしょうか。

また、どの太陽星座も平均して5人前後ずつ居ますが、蟹座10人・蠍座9人は突出しています。
(同じ水グループの魚座は4人と少ないです)
この時代特有のモノもありそうですが、興味深い結果になりました。

・・・

総合的に考えてみると

◆ 水星のアスペクトは線描や観察力・表現力として現れている
◆ 金星はモチーフが纏っている雰囲気や画面全体のムードを表している
◆ 木星はその画家の作品から浮かび上がってくる「世界観」や哲学
◆ 「活動宮・不動宮」の強調と「地・風」の元素の強調で、画家と作品の価値を生み出し、拡散する力

それぞれ、太陽星座別
二要素 男:27|女:33
三区分 活動:22|不動:20|柔軟:18
四元素 火:12|地:10|風:15|水:23
/60人中

AP 木星・金星・太陽の割合が多い 22/60人中AP持ち(月は除く)
水星逆行 20/60人で、逆行する事も多いので珍しくはないが、R水星を持つ人に特徴的なのは絵だけではなく他の分野にも興味を持ち、複数の顔を使い分けているような多芸多才な人が多いこと。
熊谷守一は音楽愛好家で、一時期は絵を描かず音の周波数について研究していたり、鏑木清方は挿絵・随筆、竹久夢二は挿絵・詩など。また、色々な作風を使い分ける画家も多く、堂本印象や富田溪仙など、作風が一定ではない場合も多い。
兄弟・師匠などの影響を強く受け、幼少期から芸術的なものが身近にあったというケースも散見していた。多くの素晴らしいものに囲まれ過ぎて、自分の描くものについても迷いが生じやすい、という事もあるのかもしれない。

2021年太陽回帰図検証

言語の糸と色を結んで開く

今は太陽が水瓶座11°付近ということでnICと合、t木星もn太陽に合です。
水星も逆行しているタイミングですので、振り返るのにはちょうど良いということで、2021年太陽回帰図の検証をしつつ、2021年の振り返りをしたいと思います。

◆Asc山羊座27° 冥王星が誤差1度で合、支配星の土星は1ハウス水瓶座×3ハウス牡牛座の天王星=スクエア
◆Mc蠍座17° 支配星の冥王星はAscに合×4ハウス牡牛座の火星=トライン
◆太陽1~2ハウスのキワにあり、天王星とセクスタイル
◆月 獅子座4°で7ハウス、7度差ではあるがDscと合と見る
◆水星を中心に、木星・土星が合 水星5・8ハウス/木星11ハウス/土星1ハウス

1ハウスのオーバーロードが特徴的ですが、1-7ハウスはインターセプト(太陽・月もこの中に入る)で、気になっていましたが勉強不足よく分からなかったです。そもそも太陽回帰図でインターセプトを読むのか?

Ascは山羊座の最終度数付近かつ、Mc支配星の冥王星が合なので、目的達成し成果を出すために徹底的に努力する姿勢が強調されます。牡牛座火星(Mc副支配星)の粘り強く好きなことを突き詰めようとする性質とトラインで、やる気と体力にも恵まれていたと解釈します。意識することなくスムーズに働くエネルギーとして、本人の「こういう方向性で行きます」というAscの意思にプラスに働いていたと思います。

Ascのサビアンシンボル「山の巡礼」で山頂を目指し求道的に努力する・上昇する精神性や、狭い社会から離れて大きな視点から客観視しようとする姿勢が現れます
Mcのサビアンシンボル「自分自身の子供の父である女性」自己受精的な意味合いを持つシンボルで、内面的な成長・精神性の発達に関心を寄せ、精神的な道に関わりはじめることが示唆されますが、このMcのエネルギー(冥王星)がAscに重なるので社会的・個人的な目的意識が繋がり意欲的に働く・努力して、上昇するような姿勢が強調されていることが分かりました。

実際にどうだったか…というと、2021年は上羽絵惣さんのコラボ企画について、水面下で準備してきたものが12月に無事にお披露目できたことがハイライトですが、コラボのコンセプト「伝統的なものを今の若い人にも親しんでもらいたい」というのは、2020年1月の個展以降ずっと自分の中で温めていた思いと重なり、伝統を受け継いで広めたいという強い目的・意欲が自分の外部・内部で合致し、コロナ禍で先行き不安な事がたくさんでしたが日の目を見るために粘り強く頑張れた事は、山羊座Asc・蠍座Mc・冥王星・火星などの象意と深く関わっていると感じられます。

水星は木星・土星と合で、5・8ハウスからの流れであることを考えると、創造的な分野/他者の心と深く寄り添うために出来ること、自分の役割について…を自分なりに模索している段階であり、キャパシティを越えてまで無理したり、1ハウス(自分)と11ハウス(目的を共有する仲間)との間で悩み葛藤する事も多かった…。
講座や仕事を通して、学習し知識の厚みを増やすこと・情報を取捨選択すること・話すこと・アウトプットすることなど…水星が関わる分野では木星・土星の影響を感じないときは無かったと思うくらい、学習したり発信したり(書いたり・描いたり)したと思います。
7ハウスの月と土星はオポジションで、関わる人たちの意向を伺いながらじっくり腰を据えて物事を進めていく…実際に2021年はずっとこんな感じでした。やること・方向転換も多く、非常に忙しかったですが、コラボレーション企画は貴重な体験も学びもできて、自分にとって大きな意義がありました。木星・土星に感謝です。頑張れました。

また、占星術講座の受講を通して、より広い世界を知れたこと・自分自身について考えること・西洋占星術を愛好する方々と交流できたことも、自分にとって大きな宝物となりました。この辺りも回帰図のAsc・Mcの流れと繋がります。

太陽回帰図の海王星とn土星がタイトなスクエアで、当初は目的を見失うのか?などと不安な気持ちになっていたのですが、「占星術」という曖昧なものを具体的な形に落とし込もうとしたら土星のエネルギーは必須です。2021年はその星のエネルギーを講座と創作活動に活かせたと思います。
このアスペクトはまだ数年続くものなので、今後も占星術の勉強や創作にエネルギーを注いでいきます。

太陽回帰図では1~2ハウスの太陽だったので自己価値について深めていく・掘り下げていくことがテーマになりますが、不動宮に7天体(水瓶座4/牡牛座2/獅子座1)あるので相当頑固です。さらにt土星・t天王星スクエアがネイタルアングルにヒットして不動宮グランドクロスを形成していたので、こだわり・頑固さがめちゃくちゃ強化されつつ、新しい価値を求めて試行錯誤することになりました。
n冥王星も関わってくるので、徹底的にやらなきゃという強迫観念的なものが背後にずっとありました。回帰図の月(心)・水星(知性)はこの影響下にさらされて大変苦労しますが、それを厭わず努力してこれたのは回帰図のAsc・Mcの「上昇したい!精神性を高めたい!」という目的意欲がしっかり働いていたからだと思います。
上羽絵惣さんのコラボ企画と占星術講座+日々の仕事・絵仕事でいっぱいいっぱいでしたが、とても意義深い1年でした。企画・講座を通して人と対話する事・自分の考えを言語化していく事、絵を描く事…これら全て水星の管轄ですが、土星・木星に挟まれていたこともあって精神的にも物理的にも、とても強化されて厚みが増えたと思います。

あとは、年末にホロスコープリーディングを始めることもできました。
まだ試行錯誤段階ですが、経験を積みつつ精進し、今後も続けていきます。ご依頼くださった方には心からの感謝の気持ちでいっぱいです。
自分だけのリーディングブックは宝物になると思います。また、そういう風に思っていただけるように日々の精進を忘れず、鑑定を続けたいです。

2022年の太陽回帰図リーディングも近いうちに公開出来たらと思います。

アセンダント/月・冥王星のコンジャンクション

ソラに根を張る

Ascについて色々考えていたので備忘録として書き残そうと思います。

Asc(アセンダント)は太陽の通り道である黄道と東の地平線が交わる場所で、その人の魂が地球上に入り込む・受肉する場所と言われています。
1ハウス・牡羊座は自分を押し出す事に意識が集中するので、そもそも自分の個性について考えている余裕はないですよね。なのでAscは本人にとっては無自覚であることが多いですが、人から指摘されてみると、確かにそういう所あるかな…と自覚できるような気がします。
それは1ハウス対向の、パートナーを表す7室・天秤座からの影響を受けて、初めて「自覚」できるようになる…という事なんだと思います。自分と対等に接してくれるパートナーの存在は有難いですね。

Ascに月が合だと人の気持ちに敏感な感受性を持つため、非常に臆病で繊細な性質が強調されます。
月は0~7歳ごろまでの性質を表し、素の自分や安心材料でもあります。
幼児期は母親の影響を強く受けるため、自分を押し出すパターンに母親とのコミュニケーションパターンの影響が強いという風にも読めます。
母親の気分によって貰える愛情が変化しているとしたら…それは幸せな記憶と辛い記憶が入り混じった「不安定さ」としてその人の心に根を張ってしまうのでしょう。

知人でAscに月が合している人がいます。非常に繊細で臆病で、人が怒っていたり怒鳴り声、大声や大きな物音でもビックリして怖がるような方ですが…獅子座のAscなので、自分の気持ちを表現するために、身振り手振りを交えて再現をしてくれます。Asc月が合しているので表現が控えめになっていると思われます。
そんな姿がチャーミングで好きなのですが、周囲の色んな感情を拾って影響を受けてしまうので気持ちに浮き沈みがあり心配になる時がありますが、のんびりした穏やかな雰囲気もあって、人からは愛されるキャラクターです。

Ascに冥王星が合だと、底知れない威圧感と存在感は出ると思います。厭でも。
でも本人は無自覚なんですよね。そして意外に静かな人が多いとも言われています。
進化占星術の本には1ハウス冥王星の持ち主は、新しい生命サイクルに入ったばかりで、自己発見のプロセスにあるため他者に自分を説明するのが難しいと感じる、と書いてあります。
冥王星は隠す天体でもあるわけですから、本人的には隠すつもりはないけど、Asc・1ハウスが象徴する「自分を押し出す力」までも隠されてしまっている…ということでしょう。
Ascは自覚しづらい上、冥王星の影響で引っ込められてしまうんですね。
ですが、本来の自我は強いんだと思います。溢れんばかりの自我を出させないようにする冥王星の影響をうけて、変化してきたプロセスが背後にあるのだと。
Ascに根底からの「死と再生」が起こるのだから、それなりに大きなショックを受ける体験も多いでしょう。1ハウスと対向の7ハウス的事柄…おそらく人間関係に突発的な強制終了が起こって、それまでを手放すような人格変容が起こり、別人になるのです。死ぬまで続く自己変容でしょう。

上羽絵惣様 270周年企画

トップページスライダー(PC向け)

お知らせページメインイメージ

上羽絵惣様の270周年特別企画で、5名の作家がそれぞれ選んだ7色+金・銀色+オリジナル色をセットにした270周年限定セットを制作していただきました。

私は「花霞」/はながすみ というラベンダー色に近い薄紫色を作っていただきました。
固形の状態では色が濃いですが、溶いてみると淡く優しい色合いになります。
各作家さんの個性が凝縮された1色は、もうどれも本当に素敵で、試作品を見せて頂いて感動しました。
とてもきれいな色に仕上げていただきました。
絵の具職人さんに、心から感謝申し上げます!

予約は12月10日より開始、一般販売は12月20日より始まります。
各作家それぞれ限定50セットの販売となります。

企画紹介のページもとても素敵に作って頂いてます…よろしければ覗いてみて下さい。

胡粉・顔彩・水干・岩絵の具…日本画や日本画材は敷居が高くてちょっと手が出せない…というイメージがありますが
顔彩は気軽に手軽に絵が描けるという利点があり、使用方法も固形の水彩と変わりません。
色数も豊富で鮮やかなのに加えて混色、重ね塗り…表現の自由度も高いことなど、良い所がたくさんあります。

日本画では基本的には和紙や絵絹に絵を描きますが、顔彩は水彩紙に描くのも問題なし!
筆も日本画用の筆でも、水彩用の筆でも、何でも使えます。
ナイロン筆だとコシが強いため表現を選ぶ感じもしますが、私は顔彩でも厚塗りなのでナイロン筆(PCセーブルがお気に入り)を使用して描く時があります。
しかし基本的には日本画用・水彩用の柔らかく、含みのよい筆が便利ですし扱いやすいでしょう。

基本的にマットで不透明感のある感じですので、ポスターカラー、アクリル絵の具、あるいは水彩絵の具・ガッシュなどをお使いの方にはとても親しみやすい絵の具です!
ただ水に溶いて使うだけですが、人によっては液状膠を少々加えても良いでしょう。
絵の具の定着が良くなり、下地をひっぱりにくくなる、という効果があります。

もちろん混色もOKですが、3色以上を混ぜると濁りが強くなるのでお勧めはしません。
私は基本的に2色+胡粉を混ぜて使います。
胡粉を混ぜることにより、パステルカラーに近い、優しくふんわりとした色合いに仕上がります。

これは裏技かもしれませんが、仕上がった作品の上から、薄く溶いた胡粉を完成した下地・絵の上からそっと重ねると、それだけでパステルカラーに近い色味になりますし、空気感と奥行き感が出るので重宝している技法です。
少し難しいのと、下地を引っ張ったら大変なので、少し画材に慣れてから挑戦してみてください。
もし、扱いに不安があったり、疑問があればコメントやリプライにて頂けると幸いです。
私に答えられる範囲で、誠意をもってお答えしていきたいと思います。

本当に応用が利きますし水彩のように簡単に水で溶けるので、
滲み・ぼかしなど多彩な表情を見せてくれる画材です。

近年では「胡粉ネイル」の開発も手掛けて、未来へ向けて伝統的な素材を受け継いで繋いでいく取り組みにも力を入れていらっしゃる上羽絵惣様。
由緒ある老舗メーカーさんの作った顔彩を、ぜひお手に取って頂けたらとても幸せです。

日本画家/田中一村 ホロスコープリーディング

いっそん

田中 一村(たなか いっそん)1908年7月22日 栃木県に生まれる

日本画家・田中一村は何よりも絵の迫力とその生きざまに心を打たれる、近代日本を代表する深みのある画家であります。
幼少期は南画の世界で神童と呼ばれますが、しかし時代の目線は西洋に向いている中で一村は中国清末から中華民国初期の画家などに影響を受けていたため、東京美術学校に入学しても師事する先生がおらず2か月で退学、以後独学にて絵の世界を深めていきました。
この東京美術学校の同級生には、東山魁夷橋本明治加藤栄三山田申吾らがおり、常に彼らの動向は意識の底にあったものと思われます。

千葉時代、奄美時代とどの時期を切り取っても、緻密な描写力に裏付けられたモチーフの力強い説得力・生命感が、画面いっぱいにリズミカルな構図と色彩を持って広がり、引き込まれます。
装飾性は琳派からも学び、西洋絵画にも学び、常に感性を磨き続けていたことが伝わるのです。
当時の日本画の中でも、一村の絵は明らかに異質で革新的な存在感を放っていると言えましょう。そして、こうした技術の殆どを独学で身につけており、様々な試行錯誤を経て「一村様式」を生み出しました。

絵に対するこだわりと芯の強さはホロスコープにどのようにして現れているのでしょう。

まず真っ先に気になるのが活動宮のTスクエアです。
金星・水星・海王星の3つの天体が蟹座でコンジャンクションしており、自分の表現に愛着を持っていることが伝わってきます。
その3天体に対して山羊座の天王星がオポジションです。
目の前の情報を一つたりとも逃さない厳しい視点と分析力、革新的でユニークな表現、深層に浮かぶ曖昧なものを具体化させる描写力…それらを結び付け構図や色彩などに新しさを吹き込みますが、伝統やその集団の「色」は大事にするので、表現は納まるべき形に着地します。

牡羊座の土星からのスクエアはオリジナリティに対する強い意欲と、常に向上心を持って絵に向き合っていることを表しているよう。土星x天王星は温故知新の組み合わせですが、厳しく激しい性質で、独立的・個性的なのは良い事ですが偏屈さとして目立ちますし、海王星も関わるので浮世離れした人になります。

そしてこれも大きな特徴と言えますが、太陽がノーアスペクトですから「魂の目指す方向性」がなかなか見つけられず、周囲からの反応によって傷つけられ迷わされることも多かったのではないかと推察されます。
蟹座の最終度数付近ということも考慮すると、次の獅子座へ移行する準備として自己主張が外側に放出される・情報の取捨選択が行われていることが分かりますから、自己主張・迷いやすさは過分にあったと思います。

水星~金星期(8~25歳頃)にかけて、絵の世界で師事する先生は居らず美術学校を中退していますし、絵の哲学を語り合う友人も居らず、そして本人も病弱でありながら親兄弟の看護をして過ごしています。

◆方向性の指針となる人の不在による未来への不安感と不安定さ
◆絵を通して哲学を語れる友人の不在による孤独感
◆親・兄弟の看護・面倒を見る・家計を支えるために忙しく働く

これらは全て海王星のもたらす影響だと思いますが、土星の介入によって責任を負い、
自己鍛錬と努力によってカバーしています。
天王星が絡むことで、突発的な変更を余儀なくされる出来事もさぞ多かったでしょう(この人の狷介固陋な性質がそうさせていたとも言えるでしょうけれど…)。

この活動宮のTスクエア(あるいは海王星)によって生命を脅かす不安感が常に身近にある状態で、しかし海王星は非現実的な夢を見せ続ける星でもあるということが、一村のけた外れの才能を若くして開花させ、死の直前まで芸術に命を懸ける状況・環境を生み出した、とも言えるのですよね。
土星・天王星の影響も見過ごす事が出来なくて、曖昧で非現実的なもの(海王星のもたらす象意)を感覚的にキャッチし、現実に即した形で実現させるためには土星の力が必要不可欠です。
象意には単純に、良い・悪いだけで判断できない奥深い側面があることを思い知らされます。
魂の自己実現、というような視点から見ると、すべてが必要な要素なのでしょう…(;_;)

川端龍子の青龍社展をはじめ、院展、日展などの中央画壇に出品を続けるが落選が続き、時代の流れからまるで相手にされないような状況にいよいよ絶望して1958年、50歳で奄美へ移住します。

一村の金星にはドラゴンヘッド(未来に向けて可能性を伸ばすようなポイント)もぴったり重なります。
蟹座5度「列車に破壊された自動車」は戦闘的な姿勢で突進して、より強い存在に淘汰される経験を繰り返すが、最終的により大きな基盤に立って考える力を身につけていくという度数です。
月が牡牛座なので、そもそも自分の感覚や美しさに対するこだわりが非常に強いことが伝わってきますし、獅子座には火星・木星もありますから、自分の信念や哲学を曲げないで自己流の表現をすることに対する強い信念も感じられます。
自分よりも大きな存在・集団にも迎合する気は無いでしょうし、当然ながら「自動車=一村」の価値観が破壊されるような体験として現れるのかなと思います。
出生時間が分からない為ホロスコープは12時で出していますが、仮に前後6度としても
牡牛座の月ー獅子座の木星間で不動宮スクエアになるので、表現に関するこだわりは絶対に譲らないでしょうね。

ドラゴンヘッドに重なる金星は一村が胸に温めている芸術への熱意・改革的なエネルギーを内包し、未来へ向けたパワーを放出しているようにも感じられ、中央画壇や権威的な存在からは反抗的でいけ好かない・足並みを乱す奴という風に取られてもおかしくありません。
画壇(山羊座・土星的存在)の人々にとっては受け入れがたい存在です。
川端龍子(一村が自動車なら、龍子・青龍社や中央画壇は列車と言えます)は一村の存在を一目置いていたということですが、やはり時代の求める流れとは違った角度から新奇的なものを持ち込もうとする存在・一村に対して、受け入れられない大きな隔たりも感じていた事でしょう。

大きな絶望と強い信念を抱いて、それまで住んだ家を手放し、絵を燃やし、奄美へ移住することになります。
奄美では大島紬工場で染色の仕事をしながら生計をたて、一軒家を借りて農業を営みなますが、それまで孤独な一村を支えていた姉や支援者が次々に亡くなります。

ある程度資金が溜まると仕事を辞め、絵画に専念する…ということを続けながら孤軍奮闘し、東京(千葉?)で個展を開こうとしますが、それも実現することが無く、体調を悪くして昏倒したり、脳卒中で倒れて入退院を繰り返すなどして、1977年9月11日に心不全で亡くなります。最後まで中央画壇には認めらませんでした。
しかし現在、一村の作品は大きな魅力を放ち多くの人々の心を動かし続けています。
2021年1月には千葉市美術館で回顧展が開かれたことも記憶に新しいですね。

それまでの道のりは曖昧模糊とし孤独に迷い続けたものでありましたが、奄美の植生や豊かな自然との関わりの中で自分にとっての理想郷…あるいは根を下ろす場所を見出し、この地で芸術にその生命をかけて燃やし尽くしたのかと思います。

蟹座での3重コンジャンクションの強烈さ、活動宮Tスクエアによって動き続けることを余儀なくされる激しい状況、ノーアスペクトの太陽による迷いと生命力のパワフルさ…
蟹座は内向的で穏やかなサインですが、活動宮ならではの激しさを持ち、それによって多くの人を引き込んで「世界観」を拡大させるパワーに溢れた星座なのだという事を実感しました。

一村のドラゴンヘッド・金星の目指した「未来への可能性」に惹きつけられる、現代に生きる私たち。
田中一村は同時代の他の画家とは明らかに一線を画す存在だと思いました。


不喰芋と蘇鉄(クワズイモとソテツ)

これは一枚百万円でも売れません
これは私の命を削った絵で
閻魔大王えの土産品なのでございますから
(昭和49年 世田谷K氏宛の手紙)

参考文献

別冊太陽 日本のこころ274
田中一村 ”南の琳派”への軌跡
監修=大矢鞆音 

一村写真模写